最近増えているアイドリングストップ搭載の車ですが、特に軽自動車に多いようです。
そんな軽自動車に増えてきているアイドリングストップの技術ですが、このアイドリングストップ技術にはまだまだ問題点が多く、ユーザーの方の中には不安な気持ちで乗られている方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、アイドリングストップ搭載車の闇についてご紹介します。
アイドリングストップ搭載車が増えている理由
そもそもなぜアイドリングストップ車が増えているのでしょうか。
その理由として考えられる物は大きく分けて二つ考えられます。
まず1つ目は、ハイブリッド車が増える事によりガソリン車との燃費格差ができてしまったため搭載したという理由です。
というのも、燃費が良いハイブリッド車ばかりが売れてしまうとガソリン車の需要が減ってしまいます。
更に、そのような状況下で、ハイブリッド車が必要ではない人達までもが燃費の良いハイブリッド車を購入しようとする現象が起きてしまいます。
しかし、ハイブリッド車が必要でない人は他社のガソリン車の方が安いためそちらに流れてしまうという状況になってしまい、車メーカーにとってはよろしくない状況になってしまうのです。
もう一つは、ハイブリッドのシステムがまだまだサイズ的には軽自動車へ搭載できるサイズではないことがあげられます。
その為、アイドリングストップを搭載して燃費を向上するという苦肉の策を取らざるを得ない状況になったと言えます。
このような2つの理由から最近では、ガソリン車へアイドリングストップの技術を搭載するという状況が生まれたのです。
ガソリン車のアイドリングストップ車はセルモーターに難あり?景見出し
基本的に車のエンジンを始動する際には、セルモーターという物を使用しています。
このセルモーターにはベアリングが入っている為、ベアリングが摩耗するなどの状況でエンジンが作動しなくなってしまうという事が考えられるのです。
ちなみにハイブリッド車には最近はセルモーターすらついていない物が多く、セルモーターの摩耗の心配はありません。
ここで心配なのが、軽自動車のセルモーターです。
軽自動車は性質上あまり大きな部品を取り付ける事が出来ない為、普通車よりも摩耗スピードが速くなってしまうという可能性があります。
通常の使用であれば問題は無いでしょうが、車が停止する際に頻繁にアイドリングストップをするという事は、当然その負荷も多くなってくるのです。
その為、アイドリングストップからエンジンが立ち上がらないという様な状況になってしまう可能性があります。
しかしこの話をすると、どのメーカーも強化ベアリングを使用していますから大丈夫ですという答えをしますが、強化しているだけで決して摩耗しないわけではないのです。
そのことから、アイドリングストップ車にはまだまだ問題点が多く残っていると言っても過言ではありません。
耐久度にはバラつきがあると思いますが、100万回のアイドリングストップを目安にすると良いでしょう。
100万回数えるのが大変だという方は15万キロから20万キロを目途に買い替えると安心ですよ。